リソース管理者の作業
リソース管理者とは、システム開発において作成される各種リソース(設計書、ソースコード、テストデータなど)を管理する責任者のことです。プロジェクトチームの中で1-数人が選ばれて担当することになります。
リソース管理者がSubVersionをどのように利用して管理を行うかを以下に示します。
リポジトリへのリソース登録
まず1番最初にリソース管理者が行うことは、SubVersionリポジトリへプロジェクトで管理するリソース群を
登録することです。リソース登録の手順は以下のとおりです。
- リソース管理者は自分のPC上に管理するリソースの雛形を作成します。(フォルダの構成は自由ですが、管理するリソースの種類毎に分けておくのが良いでしょう)
コマンドを使用して作成した雛形をリポジトリにインポートします。
タグによるスナップショットの作成
その後、開発が進む中でのリソース管理者の作業は、マイルストーン毎にリソースのスナップショット(タグをふる、といいます)をとって、いつでもそのマイルストーンの状態でリソースを取得できるよう管理することです。
例えば、システム開発が進んでいく中で、
- 各設計フェーズの終了時
- 製造フェーズ終了時
- 単体テストフェーズ終了時
- 結合・総合テストフェーズのテスト対象ビルド単位
などがマイルストーンになります。このようなタイミングでリソースのスナップショットを取っておくことによって、なにか問題が発生した場合に過去の状態を取得することができるので問題の調査に役立てることができます。
リポジトリのスナップショットを取るための方法が
に記述されているので参照してください。
定期的なビルドとテスト
もうひとつのリソース管理者の役割が、製造フェーズ以降でのリリース版管理になります。
定期的(毎日、1週間単位など)にリポジトリからリソースをチェックアウトし、ビルドとテストを行うことで
リポジトリが動作可能な状態にあるかどうかをチェックします。もしビルドエラーが発生するようであれば
すぐに開発者に通達して修正させるようにします。
このようにすることで、常に最低限動作させることのできる環境を維持することができ、製造やテストなどの
際に、いつでも動作する環境を開発者に提供することが可能になります。
ビルドの方法はプロジェクトに依存するのでここでは記述しませんが、自動ビルドができる環境を構築する
のが理想になります。
まとめ
リソース管理者はリソースの状態を常に管理し、リポジトリ内のリソースが常に健全な状態にあることや、意味のある単位でスナップショットが取得できることに責任をもつことになります。
また、定期的なビルドとテストによってシステム全体の状態をチェックする立場でもあります。